High tone Voice

高い声の出し方

高い声を出してみよう!

 
「ボイトレ@マスター」がお届けするオンライン動画レッスン。この講座では多くの方からリクエストのある「高い声の出し方」を徹底解説。※動画は 会員専用サイト からご覧ください。

動画の解説&まとめ

歌をマスターする際にぶつかることの多い壁といえば … 高音ですよね。最近では男性ボーカリスト・女性ボーカリストに関わらず、高音域の広い曲が多くなってきたと感じます。
 
高音の出し方は様々で人によってフィットする練習も色々ですが、今回ご紹介するのは「口蓋垂」を意識した高い声の出し方です。アプローチの一つとしてぜひ試してみてください。

口蓋垂って?

口蓋垂(こうがいすい)とは、大きく口を開けて鏡を見たときに奥の方で垂れ下がっている「のどちんこ」のことです。一度鏡を見て位置を確認してみましょう。

主にどんな人に向いてる練習?

高音を出す際に声が固くなりやすい人、口が小さくなりやすい人、上の歯が見えない人、無表情になってしまう人。
 
これらに当てはまる人は口蓋垂の動きを意識することで高音の新たな感覚をつかめる可能性が高いはず。積極的に取り組んでみましょう!

3つのポイント

「口蓋垂」に加えて、「口腔内の広さ」「表情筋」を組み合わせて練習します。この3つを組み合わせることでよりスムーズに口蓋垂をコントロールできます。

Step.1 口腔内の広さ

まずは口腔内の広さ。広さを自在に変化させるために口を大きく開けてストレッチ。
 
母音によって広さは異なるので単に大きく開けばいいわけではありませんが、この練習では自分の口が最大でどれくらい開けるのか知っておくためのストレッチだと考えておきましょう。

練習例

【3秒ほど気持ちよく伸びる感覚で開く 口を閉じて緩める】×3セット
 
ハンバーガーにかぶりつくように「あ」の口の形をイメージ。
 
※下顎を開きすぎると顎に負担がかかる為、上顎を開くような感覚で上の歯を見せながら開いてみましょう。
 
※舌が上がらないよう注意し、口蓋垂が見えるように開いてみましょう。

Step.2 表情筋

口の中や周辺が柔らかくなったところで、続いては表情筋。表情の筋肉が上がることで口蓋垂を引き上げ、高い音が出やすくなります。
 
口蓋垂が引き上がり口腔内の上側、つまり口の中の天井が持ち上がるような状態になることで、高音に最適な空間を作ることができます。

練習例

【ういういういうい】×5セット 
 
口をつぼめる「う」と、笑った時のように口角を引き上げる「い」を交互に繰り返し表情筋をストレッチ。口角が上がりにくい方は手の動きも付けて練習を行うとより効果的です。
 
① 胸の前に手を出して「うーーーーー」
② 手を斜め上に開きながら「いーーーーー」
 
※声を少し高くすると口角が上がりやすい。
※声の高さは出しやすい高さで OK 。

Step.3 口蓋垂

最後に今回のメイン、「口蓋垂」です。口蓋垂は音の高さによって上下に動いており、実は歌唱時に限らず話しているときにも声のトーンの変化によって動いています。
 
鏡を見て、口蓋垂を見ながら声を上下に出してみましょう。声のトーンが上がったときには上に引っ張られるように動いていませんか? この「上に伸びをするような動き」がポイントで、あくびをした時の感覚にも近いです。

練習例

で上下に発声 】×5セット
 
笑った時のように口角を上げて上の歯を見せながら「あ」の口を作り、表情筋(頬や眉)を上に引き上げながら声を高くしていく。余裕のある人は裏声まで行っても OK 。 
 
ということで、今回は「口蓋垂」を意識した高音の出し方のご紹介でした。ぜひ実際の歌唱でも意識しながら歌ってみてください。

担当講師:杉本(ボイストレーナー)

音楽制作ユニットのボーカリストとしてメジャーデビュー。
TV アニメ・映画・ドラマの主題歌を担当する。音大卒。
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