ボイトレはどれくらいで効果が出るの?
「ボイトレ@マスター」がお届けするオンライン動画レッスン。この Q&A シリーズは、会員様から寄せられた質問に講師が動画でお答えしています。※動画は 会員専用サイト からご覧ください。
動画の解説&まとめ
こちらは非常によく質問されるテーマですが、先に結論を言うと「人による」というのが本当のところです。ですが、この「人による」というのは 「人によってはとても早く身につく」という意味も含んでいます。
スタート地点は人それぞれ
僕らは誰から習うでもなく、物心つく前から自然に声を発していますよね。あまりにも当たり前にそばにあるため、大人になっても自分の声に疑問を抱くという発想を持つこと自体が容易ではありません。
・歌を上手に歌いたい
・仕事に活かせる発声を身につけたい
・自分の声にコンプレックスがある
これを読んでいるあなたも、きっとどれかに当てはまっているのではないかと思いますが、上記のような何かしらのきっかけがあって初めて人は自分の声というものを意識し始めます。
つまり、スタート地点は人それぞれ。
ボイストレーナーは、そんなあなた自身の気づきとなった出来事や身体的・精神的事情、夢や理想など、それらを踏まえて様々な観点から声にアプローチしていきます。単純に「これをこれだけやればこうなる!」と言い切れないのはそういう事情があるのです。
身体的ひらめき
ボイトレにおいて何か新しい技や感覚を得るのは「生まれて初めて自転車に乗った時の感覚」と似ています。「全身でバランスを取りながらペダルを漕ぐ」言葉にするとたったそれだけのことですが、はじめからうまくいく人はそう多くありません。
補助輪をつけてもうまく漕ぐことができなかったり、後ろから車体を押してもらったりした記憶があると思います。何度も転んでは乗るということを繰り返すうちに、いつしか乗れるようになっていたはずです。
つまり、頭では「こうすべき」と理解していることでも、なかなか身体はついてこないものなのです。ですが、諦めることなく試行錯誤の中で反復するうちに身体は変化していきます。
ある日突然「ずっとできなかったことが、できるようになっていた」というふうに、頭と身体がシンクロして新たな技を体得していくのです。自転車には自転車の、ボイトレにはボイトレの、そんな「身体的ひらめき」がやがて訪れるのです。
自分のペースで大丈夫
前置きが長くなってしまいましたが、そろそろ本題に戻りましょう。声というものに明確な正解はありません。まずは現在の自分自身が何をどれだけできていて、逆に何が足りていないかを把握しましょう。自分自身で自覚することが難しければボイトレのレッスンを受けてみても良いかもしれません。
自分の声の状態を確認できたら、今度は現在地から目標までの距離感をイメージしてみましょう。理想の自分までの距離感というものは人それぞれですが、共通するのは「ゴールまでの距離を知らないまま走り続けることはあまりに大変」ということです。
目標までのおおよその距離感がイメージできたら、それを 100 分の1、あるいは 10 分の1くらいに近い目標を掲げましょう。マラソンで例えると、いきなり何キロも先のゴールをイメージするのではなく「まずは次の電柱まで走る」くらいの目標でいいのです。
小さな目標を達成し続けるうちにもっと効率良く前に進む方法が見つかるかもしれませんし、思わぬ近道が現れるかもしれません。そんなふうに、あなたはあなたのペースで「身体的ひらめき」に出会うまで練習を続ければよいのです。
冒頭でも述べた通り、声というものは誰かに習って出すわけではありません。たとえ一般的に良くないとされている発声をしていたとしても、自分では正解だと信じてごく自然に生きてきているはずです。
20 歳なら 20 年、50 歳なら 50 年、ずっと染み付いている発声を変えることはとても地道な努力が必要です。ですが、諦めないでください。正しい知識を得て、日々トレーニングに励めば、すこしずつ確実に前に進んでいきます。
これまで何かを諦めてしまったり、長続きしなかったという人も、大好きな音楽と一緒だからボイトレは楽しく続けられているという声をよく頂きます。頑張った先にあるのは理想のあなたです。新たな自分に出会えるのを僕らボイストレーナーは応援しています。
担当講師:山口(ボイストレーナー)
日本ボイストレーナー連盟・認定資格 JAVCERT 取得講師。
日本最大規模の音楽コンテストでダブルグランプリを受賞。
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